映画 ホテルビーナス 〜’03,3,8〜

『ホテルビーナス』 じわじわと、心にしみこんでくる映画やなぁ。
ずーっと色がなくて、しかも苦手な字幕ってコトで、最初の方は、目がしょぼしょぼしちゃったんだけど
すぐ、話に引き込まれたのか、そんなコト、忘れちゃってた。

みんな、それぞれに、いろんな過去を抱えてて、それでもみんな生きてて。
みんな、背中が重くて、でも、いつか高く飛べると信じて生きてる。
そして、みんな、とても、とても優しい・・・

この映画には、いろんな、心にしみこんでくる話が所々に織り込まれてるんだよね。
それがまた、どれも、ホントにいい話なんだ。
アネモネの話とか、翼の話とか、ベランダでのチョナンとビーナスの話とか。
そうそう、そのベランダでのシーンで流れてたBGMがね、
SMAPの曲(夜空ノムコウ?)のフレーズが所々に盛り込まれたピアノじゃなかった?
私ってば、そんなコトを考えながらあのシーン見てたんで、
いくつかの字幕読み損ねちゃったんだよね〜・・(だから字幕って、苦手さっ(T-T))
みんなが心の中の何かを乗り越えて、背中に大きな翼を広げて飛び立てたとき、
映画は色を持つんだよね。
あの、空の色が、とってもきれいなブルーで、それが、とても幸せな暖かい想いにしてくれる。

でねぇ・・・申し訳ないけど、あのラストシーンに、慎吾はいらんかったなぁ〜、私的には。
すっごくどっぷりと、映画の世界に浸ってたのに、あの瞬間、めっちゃ現実に戻されてしまったわ。
この話を、一緒に行った友達にしたら、
「『この土地に来たらこの土地の言葉で話すのが、愛だ』みたいな台詞があったやん?
 あれを伝える為のシーンやったんちゃう?」 って言われた。 なるほどねぇ・・
う〜ん・・・ でも、やっぱり私的には、バツ、やわ。(慎吾、ごめんよ〜・苦笑)

で、つんくの意味は?って話になって。終着点と、始発点の象徴かな?って。思った訳さ。
心を閉ざしたサイがやってきた日に来ていて、サイが、翼を広げて羽ばたいたその日にもやってきた客。
彼の訪れとともに、話が始まり、また、彼の訪れとともに、新しい話が始まる・・ みたいな。
考えすぎ?(笑) でもさ、映画って、深く考えすぎやろっ って言うくらい広げて、
深く考えた方が、楽しいじゃん?(じゃぁ、慎吾の意味も深く考えろよ〜っ。・・ごめーん)
最後、ビーナスは眠っているのか、天国へ行ったのか・・
私は、みんなの羽ばたく姿を見届けて、永遠の眠りについたのかなぁ。 って解釈したんだけど、
皆さんは、どう解釈しました?

映画の中では、みんな本名じゃなく、呼び名で呼び合ってるんだけど、
チョナンだけ、日本名、つまり本名が出てくるのね。
それが、草なぎ剛 って、そのまま使ってたのに、軽くびっくりしつつ、納得した(笑)
だって、チョナン、だもんね。
後は、タップ。
オーダー伝えるのが、タップって言うのがね、ちょっと、オイオイ・・って思ったんだけど、
チョナンが、翼を広げて高く飛ぶ為に、自分の中のいろんなコトをタップにぶつけるシーンは、素晴らしかった。
めちゃんこ、かっちょいいぜっ! 草なぎ剛っ!! いえ、チョナンっ!!
音楽もね、最初は、これでもかってくらいにあのテーマソングが流れてて、どうよって感じかと思ったんだけど、
これが全然、ジャマとかじゃなく、むしろとっても効果的だったんじゃないかと。
さっきもちょっと話したけど、ピアノのBGMとかもとってもきれいで、良かったです。
映像がね、ぷちっと途切れたのをつなぎ合わせるような感じになってるとこが、何カ所かあるんだけど、
それもね、最初は「なんだ?」って思うんだけど、
それが演出なんだなとわかると、これもやっぱり、とっても効果的だったと、はい、思います。

私が一番印象に残ってる台詞は、いなくなったサイちゃんを見つけた時のチョナンの台詞。
「人はみんなひとりぼっちだ。だから、誰かと一緒にいたい。
 だから誰かといられることを嬉しく思えるんだ。」
って言葉。(だいたいこんな感じやったと思うんやけど・・) 響いたね、心に。
あとはね、「誰も近寄らないでくれ。でも、誰も居なくならないでくれ。そう言ってる」ってトコ。
切なくてねぇ・・・(泣)
ボウイ、ホントの強さを知って。優しい強さを知って、いい男になってくれよー。
実は、彼女が裏の主役じゃないかと思っちゃう、サイちゃん。
この物語、サイちゃんの存在によって、みんなの心が動き出すからね。
最後の、ガイが捕まっちゃうシーンの、サイちゃんの涙がね、もう・・・(T-T)
なんて言うんだろう・・ 溶けていくって感じ。

この映画、何がいいって、最後、みんなが笑顔なんだよね。それがいい。好き。
私、ハッピーエンド、大好きっす(*^_^*)♪
そして、チョナン、最高にかっこよかったっ!! みんなの笑顔、最高に素敵だった。(=^0^=)


〜’03,3,5 「ホテルビーナス展」 in 日本橋高島屋〜

これねぇ、私、映画見る前に行ったんですよねぇ。ってか、公開前日だし。(^_^;)
翌日の公開当日には、草なぎ君本人が来てトークしたって言うんやから、ホント、私ってば、何やってんだか。
いや、でもホントに、映画見てから行ったら、もっと感動も違ったと思う。
パネルの写真見て、これはあのシーンやっ! とかね、あったんやろうなぁ。
でも、ま、時間的に、この日しか行ける日はなかったんやから、仕方ないんやけど。
入口では、予告編が流されてました。
で、それぞれの登場人物別に、衣装やアイテム、写真が展示されてました。
覚えてるのは、やっぱチョナンの衣装。(へへへ、それしかまともに見てなかったかも・・)
薄紫のブラウス(サイちゃんが泣くシーンとかで着てた)は、きちんとたたまれて、袋に入ってた。
ブルーのブラウスは、ハンガーに掛けられてて、茶色いエプロンは、棚に引っかけるように展示されてた。
中でも一番見入っちゃったのが、靴。あれであのタップしてたんやなぁ・・ってね、
今、記憶の中の、展示されてたショートブーツを思い浮かべつつ、映画のシーンとリンクさせてます。

会場自体は、ホント狭いの。しかも、案内が見あたらない。
私ってば、普段、デパートなんて行かない人だからさ。もちろん、日本橋高島屋も、初めてだった訳さ。
どこに何があるのかさえ、全くわからん。
しかも、ああいうトコって、独特な空気があるじゃん? 緊張しちゃうんだよね。
だから、場所聞こうかとも思ったんだけど、ビビって、聞くに聞けない。(あぁ、へたれな私・・)
だから、フロアの案内とか見るんだけど、書いてなくて、めっちゃ焦った。
まぁ、最終的には、ちゃんと見つかったから、良かったんだけど。
確かにこぢんまり〜な展示会なんだけど、もっと、大々的に、
案内表示してくれてもいいんちゃうの?と思ったのでした。


〜’03,3,8  ビーナスブレンド〜

映画、新宿に見に行ったんで、伊勢丹新宿店の中にあるキハチで、ビーナスブレンド、いただいてきました。
厳密に言うと、ビーナスブレンドは友達で、私は、ビーナスブレンドスイートをいただいたんですけど。
あと、LOVE PSYCHEDELICOのアルバムをイメージして作られたというデザートも食べてきました。
私が食べたのは、「ふんわりムースのフィアンティーヌ カシスソルベ添え」
(名前だけじゃ、なんのこっちゃわからん。と言う方は、キハチのHPをご覧ください。)

ビーナスブレンドには、砂糖の代わりに、ナッツのシロップが付いてました。これがとってもいい香り。
友達曰く、このシロップ入れると、格段にコーヒーの味がおいしくなったそうです。
ビーナスブレンドスイートは、コーヒーの中に、クリームもシロップもすでに入れられた状態で出てきます。
上に、少し、シナモンパウダーがかけられてて、これがまた、いい香りで、味を引き立ててくれます。
でも、これも、元々のコーヒー自体の味が、素晴らしくおいしいんだろうと思います。
そして、デザート。これがまた、めちゃくちゃおいしかったんよ〜。(=^0^=)
ムースがね、ホントにイチゴなの。味が。甘くておいしい果物のイチゴをそのまま食べてるような味。
クリームのイチゴとかじゃなくて。
一緒に添えられてるカシスのアイスがね、ほんのり酸っぱくて、甘いムースとよく合うんだ、これがっ!
イメージソングは、happiness ってコトなんやけど、
映画の中でかかってた曲の、どれがその曲なんかもわからんのやけど、
とにかく、とっても、おいしかったことだけは確かです。
このデザート、店によって違うんだってね。他の店のデザートも食べたくなっちゃったよ(笑)

ホテルビーナスの、ビーナスカフェでは、このビーナスブレンドしかやってない訳だけど、
うん、これだけおいしいコーヒーやったらね、許しちゃうかも知れない。
・・・ってね、映画見たあとなんで、べた褒めやけど。f(^ー^;
おいしかったことだけは、確かです。  ごちそうさまでした。

戻る