Endless SHOCK  ’08,1,23・2,16・2,17



何から書けばいいんだろう。
今年のSHOCKは、私にとって、きっと忘れることのできない舞台になるだろうな。
悲しみ、喜び、感動・・・いろんな想いが入り交じった、日々でした。
今回、私は、3度、帝国劇場に足を運びました。
その中には、あの、機構トラブルのあった公演の日も含まれていました。
うん、やっぱり、あの日のことから書こうと思います。


その日のことは、今でも覚えています。
いつも通りに開かれた幕。
動かないセットの前の小さなスペースで一人踊る彼の姿。
舞台袖に走って捌けていく彼の後ろ姿。
オケに向かって叫んでる女性スタッフ。
長い暗闇。
明るくなった客席。
私達に頭を下げてくれた彼。
機構トラブルにより中止という衝撃の報告。
泣いてる人。
叫んでる人。
帰る人。
待つ人。
携帯のフラッシュの光。
ステージに並んだカンパニーの人たち。
そして、閉ざされた扉。

みんなそうやと思うけど、あの日のあの場所にいるために、
たくさんのハガキを出し、たくさんの電話をかけ、一生懸命祈り・・・
楽しみに、楽しみにして、向かえた日でした。
だから、何も見ずに終わってしまうことが、イヤだった。
今日という日に、何も、そう、本当に何も見ることなく終わってしまうかもしれないってことが
悔しいというか、信じられないというか、
もう、いろんな気持ちが入り交じって、とにかく、「イヤだ。」と思いました。
早く会場から出なくちゃいけないというのはわかってたけど、
自分が出たあとで、もし、何か言葉があったり、行動があったりしたら、イヤだと思いました。
これで終わりだと言うことを、受け入れるのがイヤでした。
とにかく、イヤだ。と思いました。
でも、そんな私の心の奥には、こうして会場に残る自分のことを、イヤだと思う私もいました。
なぜなら、その行為は、彼を悲しませているかもしれないと思ったから。
きっと、彼を困らせている。
こうしてとどまっていることは、単なる自分のわがままな行為。
早く帰ってあげなくちゃいけない。
ここにいたからって、どうすることもできない。
困らせるだけ。
他への影響も出る。
迷惑になってる?
彼らに申し訳ない。
早く諦めて、気持ち切り替えて、ここを出なくちゃ。
彼の、彼らのためにも。
そう思ってる私がいました。
でも、あのときは、諦めたくない私の方が、勝っていました。
だから、わかっていても、なかなか諦めることができなかった。
諦めるのに、時間がかかってしまった。

私達に向かって、何度も頭を下げ、悲しそうに、申し訳なさそうに私達を見て
ステージから捌けることなく、
最初に「最後まで見送らせていただきます」と言ってくれた言葉を守り、
扉が閉まるその瞬間まで、あの場に立ち続けてくれた彼らの姿を忘れることはないと思います。
本当に、いろんな事を思った時間でした。

そして、私の中で、この日のSHOCKは、
幕が上がった数分後の時点で、時間を止めたまま、心の中に残ったのでした。


その、止まった時間が動き出した日。
2月17日。
この日の前日に、すでにSHOCKは見たというのに、やっぱり、この日は特別でした。
朝からドキドキして。
会場に到着すると、あの日のチケットの半券に、確認の印が押されました。
そして、「記念品がありますので、お受け取りください。」の言葉。
記念品って何だろう? と思いながらも、白い封筒を受け取ると、中から出てきたのは、
帝国劇場からのお詫びのお手紙と、B5サイズの光一君のミニチュアポスター。
しかも、彼の直筆メッセージ入り。
まさか、こんなものがもらえるとは思ってなかったので、
光一君の写真と文字を見た瞬間、動きが止まりました。
そして、感動し、震えが来て、あまりの配慮の嬉しさに、涙が出そうになりました。
私は、得をした。とは思えませんでした。
そう思うことは、あの日があったことを喜んでる表現になるようで。
それよりも、こんなに心を配っていただいて、申し訳ないとさえ思いました。
心遣いが、本当に、嬉しかったです。
この記念品は、あの日の思いを、今日の日の思いを、忘れないように、
大切にしたいと思います。

そして、あの日の、あの時の席へと向かいました。
あの日、前に座ってた人は、今日もいるかな?
あの日、隣りに座ってた人は、今日、ちゃんと来ることができたかな?
そう思いながら、見上げたその席には、ちゃんと彼女たちがいて、嬉しかったです。
彼女たちも言ってくれたんやけど、あの日の同士に会えたって感じでした。
今日という日を共に迎えることができた喜びを、分かち合いました。
あの日は悲しみを。今日は喜びを。

聞こえてきたのは、オーケストラの音あわせの音。
眼下に見えたのは、コウイチの振る青い光。
あぁ、始まるんだ。ちゃんと幕が開くんだ。と思ったら、自然と涙が流れてました。
最初のあいさつで、光一君が
「まもなく、本日は間違いなく、皆さんをSHOCKの世界にご案内いたしますので
 最後まで安心してご覧ください。」
って言ってくれたときは、嬉しかったなぁ。
そして、あの日、止まった時間の続きのシーン。
オケの乗ってるステージが、後ろへと動き出したとき、
あの時から止まっていた時間が、やっと動き出した気がしました。
袖から出てきた米花君と町田君の姿を見たとき、
頭の中で、あの日の、舞台袖に捌けていく光一君の後ろ姿が重なって見えて、
また、涙が溢れました。
こんなにも、幕が開くことが嬉しい。
こんなにも、この舞台を見られる事が嬉しい。
そんなことを、改めて、心から感じることができました。




長々と、余談というか、前置きというか、書いてしまいました。
でも、このことを書かずして、今回のSHOCKは語れなかったので。
さて、ここからは、通常通り、感想です。

今年のSHOCKを見て一番感じたことは、屋良くんの色がとても濃いな。ということです。
ヤラというキャラは、今までのどのライバル役とも、全然違った。
演じる人が違うと、こうも役の印象が変わるんだと、すごく感じました。
もう一つは、大倉君のかわいさ。
いやぁ、大倉君、よかった。想像以上によかった。かわいかったなぁ。


運良く、16日に行けることになり、しかも席が前から5列目。
めっちゃ近いっ。
どのくらい近いかっていうと、ステージの香りが、ステージから漂ってくるのを感じるくらい。
隣りに座ってた友人が、光一君がバック宙ジャンプしたときに飛び散った汗の粒を
「3粒飛んでた。光ってた。」と数えられるくらい(笑)近かったです。
SHOCK観劇史上、一番の近さに、始まる前からテンション上がりまくりでした。
光一君の表情が、肉眼で、はっきりしっかりくっきり見えるっ。
まぁ、その代わり、舞台全体を一目で見渡すことができないので、
今回は、ピンポイントで楽しむことにしました。
目の前で踊るマチダ。町田君、痩せた?
なんか、前よりも、シャープで、かっこよくなったなぁー、って思いました。
これは、毎年思うことなんやけど、「NEW HORIZON」聞くと、心が躍ります。
なんか、「今年もSHOCK見に来たんやなぁ」って喜びに溢れる曲です。
大倉君が、本格的にダンスしてるところを、この時始めてみたんですけど、
彼は背も高いっていうのもあると思うんやけど、とてもきれいでした。
正直、最初に大倉君がキャストに選ばれたことを聞いたときは、あんまり期待してませんでした。
亮君が初めてライバル役に選ばれたときも、「これからがんばれ」って感じやったから、
きっと大倉君もそんな感じかな、って思ってたから。
でも、そんな私の想像を、彼は思いっきり裏切ってくれました。
ダンスシーンでも、みんなと一緒に踊ってる彼は、全然見劣りしなかった。
これにはホント、びっくりというか、感動しました。
やるじゃんっ、大倉くんっ♪って。
しかも、かわいいっ。大倉くん、かわいすぎだよぉ。
役のキャラがそういう設定なのか、彼本来の天然なものがでてるのか、
その辺の見極めはできなかったけど(でも私は後者だと思う)、
とにかくめっちゃかわいかったわぁ。
なのに、ダンスすると、すっごくかっこいいねん。きれいやねん。
そのギャップが、またいいねんなぁ。
17日では、コウイチ・ヤラ・オオクラで、ステッキ持って踊るシーンで
大倉君、ステッキを落としてしまいました。
大倉君は、すぐにはステッキを拾わずに、そのままダンスを続行。
少しできた合間のタイミングにステッキを拾う彼を見て
あわてず状況判断して、上手いなぁ。と思いました。
落としたことに、前で踊ってた光一君は、気づいてなかったんじゃないかな?わからんけど。

千秋楽公演終了後の楽屋でのシーンで、コウイチが言う
「オオクラさぁーん、シャンパンいただきまぁーすっ。」
って台詞を聞いたとき、私の頭の中ではどうしても
「アキヤマさぁーん。シャンパンいただきまぁーすっ。」
って台詞が聞こえてました。
ちょっと、寂しかった瞬間です。
あぁ、今回、本当に秋山君は出てないんやなぁって。
17日は、大倉君がステッキを落としたことを受けて、
オオクラが、お金のことで、みんなに文句を言ってるとき、マチダに
「ステッキ落としたやつが細かいこと言うなよ」って言われて
オオクラってば、本気でへこんじゃって、その様子が、とっても可愛かったです。
町田君、ナイスアドリブっ♪
みんなが片づけをせずに出て行っちゃって、ヨネハナとマチダが残された舞台に
オオクラが一人戻ってくるとき、
「だって、ステッキが勝手に動いたんだよ。」って誰かに言いながら出てきて
大倉君のそのアドリブに、さらに会場爆笑。
すごいよ、大倉君。上手いなぁ。ナイスアドリブ♪ あぁ、かわいいっ。

屋上でのコウイチとリカのシーン。
今回のリカをやってる方が「歌姫」と呼ばれていたというパンフレットの言葉に頷きました。
二人で歌う歌声が、とてもきれいにハモっていて、すごく聞いてて気持ちよかったです。

World Adventureにも、ヤラ色感じました。
チャイナの前やったかな?
ヤラと黒人のダンサーさんが踊るヤツ。これって新しいよね?
あれって前にもあったっけ?私の中では記憶にないんやけど。
(だからもしあったとしても、そのくらい印象の薄いとこやった訳です。)
なんちゅうか、屋良くんだからこそ、って感じ。
他のダンスも、屋良君メインのとことか、動きが以前より多くなってるような気がする。
そうそう、タップもね、見てるとき、時々、秋山君を思い出しちゃいました。
スペインで、ヤラが出そびれるとき、今までよりさらに長くバルコニーのところでいた気がします。
それに、これって今までもやってたんかもしれへんけど、
コウイチが出てこないヤラを探して、そっちの方を気にして、チラチラと見るそぶりをしてました。
もし、今までもやってたとしたら、私、普通に踊りの一部として見てたように思います。
観劇前に、友人に教えられて、今回は注意して見てたから気づいたんかな?
それとも、今年から、わかりやすく強調した演技に変わったんかな?
いずれにしても、より、「出られなかった」事がわかって、よくなったんじゃないかな。

で。
一番ヤラ色が出てたのが、ジャパネスク。
あれは盗賊? 甲冑着てないし。
今までは、武士と武士の戦いで、なんて言うたらいいんかなぁ。
品格って言うか、誇りって言うか、気品って言うか、そういうのがあって、
そう、「ジャパネスク」って名前に見合う感じやったんやけど、
それがなくなって、ちょっと、野蛮な感じがしました。
ヤラが演じてる役は、獣の毛皮をまとってるし、人を殺すことを楽しんでいるようで、
相手を馬鹿にするような目付きをしてて、なんか、屋良君ちょっと、怖かったです。
刀に付いてる血を、ぺろっと舐める仕草もあったし。
存在感がすごかったです。 良くも悪くも。
曲目名も、「戦車・合戦」から「武士」に変わってるし。
うん、あれは「合戦」って感じじゃないもんなぁ。
鉄砲で撃つシーンとか、すっごく卑怯者に見えたわ。
う〜ん・・・ 正直、このヤラはちょっと苦手。
階段前で、コウイチを足蹴りするとこなんか、ホントイヤな感じでした。
まぁ、それだけ、屋良君の中の役作りが、すごいって事なんやろうけど。
そう、とにかく今回のヤラというキャラクターは、とにかくアピールがすごい。
目立ちたいって言うか、「コウイチじゃなく俺を見て。」
って、全身で言ってるよう。
ダンスしてても、殺陣をしてても。
こんな彼だから、スペインで出られなかったことに、あれだけ怒るのも納得してしまう。
ヤラという役が、とてもよく、表現されてるなぁって思いました。
屋良君、さすがな感じなのが、殺陣の動きがすごいってこと。
手数が違うし、動きも多い。
なんちゅうか、「いつもより余計に回ってますー。」みたいな(笑)
切ったあととか、相手を避けたあととかに、くるっくる回ってました。
まぁ、私個人的には、ちょっと回りすぎ?と思ってしまったけど。 ←結局イヤらしい
そうそう、曲と言えば、ジャパネスクの一番最初に流れる曲。
あの始まりのところが、すごく悲しげで、これから起こる悲劇を暗示してるようで、
あれを聞くだけで、なんか、胸が締め付けられるように、悲しみが広がります。

階段落ちのあと、まぁ、これも毎回言ってるかも知れませんが、
私は、階段の上に残された3人の様子を見るのが好きなんですね。
ここ、変わってましたねー。
今までは、落ちていったコウイチを見て、無言で、動きだけでその感情を表現してたのに、
今回は、オオクラは階段を途中まで駆け下りて刀を手に取り、そこで本物だということを知るし、
ヤラは、「コウイチーっ」と叫ぶし。
これ、かなり衝撃。私的には。ここで声を発したって事が。
今までは、自分のしたこと、その結果に起こったことに、絶句してたのに、
今回は思わず叫んでしまう。
これって、ヤラの中にあるコウイチへの愛だわ。って。
今までのは、自分のことに手一杯で、どうしようみたいな自分への思いでいっぱいだったのが、
今回は、自分のことより、コウイチに心が行ったって事でしょ?
コウイチの身を心配して、思わず、そう、思わず彼の名を叫んでしまう。
悪の心に支配されかかってた彼の中に残ったコウイチへの愛。
それがよみがえった瞬間。
だからこそ、この愛によって、彼はこの後、孤独の中で苦しむことになる。
・・・まぁ、全部私の想像ですけど。
もしかしたら、これは、客席にいる大半の人が、階段落ちしたコウイチの姿を見てるだろうから、
階段上にいる、残された人の演技にも目がいくように。ってことで、
変更されたんかもしれへんけどね。

2幕。
シェイクスピア劇の一番最初。
コウイチが後ろの大きな十字架の枠の上にいるシーン、
17日に観劇したとき、声が左右から交互に聞こえてきました。
16日に1階で見ているときには全然気がつかなかったんやけど、
これが、「どこか」から聞こえてくる声、そう、亡霊の声って感じがして、
すごく聞いてて効果的でした。
この感じを、どこで見ていても感じられたらいいなぁ。ってちょっと思いました。
あと、どこがどう変わったのかは、わかんないんだけど、
シェイクスピア劇が、より、よくわかるようになってる気がしました。
なんていうんかなぁ。現実とのリンクが、さらに感じられたっていうか。
どこがって上手く説明できない自分が、歯がゆいんだけど。

シェイクスピア劇のあとの大倉の苦悩のシーン。
まず、大倉君がピアノを弾いてるって事に、ちょっと感動。
だって、ドラムのイメージしかなかったから。
ピアノを弾き終わったあと、戻ってこないコウイチへの気持ちがダンスで表現されるんやけど、
これって、今までにない演出で、かなりびっくりした。
えっ?なんでいきなり踊り出すん?って。
しかも、このとき、踊るオオクラの後ろで、コウイチも出てきて、同じダンスを踊んねん。
それを見て。さらに、えぇーっ。って感じでした。
ダンスが終わったあと、オオクラは崩れ落ちて「行かないでくれ、コウイチっ」って叫ぶのね。
自分の後ろで踊ってるコウイチに全く気づくことなく。
その台詞を背に、コウイチは、ステージの奥へと消えていく。
亡くなったことを知らせる看護婦と、それを知らされるリカの間を通って。
最初、このダンスする意味がイマイチ理解できなくて、
一緒に観劇した友人にそのことを話すと、なるほど。と思う彼女の感想を聞かせてくれて、
私なりに、このシーンを消化することができました。
(残念なのは、彼女がなんて言ってくれたかって事を忘れてしまったことです)
最初、私は、大倉君の見せ場を作ったんかなぁ。くらいに思ってました。
でも。
いままでは、「ぴっぴっぴーー・・・」 という心停止の効果音だけで、
コウイチの死を暗示してたけど、
もう一度会いたいと願うオオクラに会いに来て、でも姿を見せることはなく
行かないでくれという彼の叫びに、悲しそうに背を向けて去っていくコウイチ。
しかも、死の知らせを伝える看護婦とリカの間を通り抜けたあと、
リカがコウイチのネックレスを受け取ることで、
コウイチが、死の世界に行ってしまったことの二重の暗示になってるのかなぁって。
・・・まぁ、全部私の想像ですけど。

そうそう、このとき、両端から、なぜか掃除のおじさんが登場。
左のおじさんは、暗闇でダンスするオオクラに当てる照明の係もしてました。
掃除道具の中に照明がセットされてたのが見えたから。
右のおじさんは、大倉が蹴飛ばして倒れたいすを片づけてた。
まさか、このいすを片づけるためだけに出てきたんじゃないよね?
右のおじさんも、照明係してたんかなぁ。
16日では、このおじさん達が、正直、邪魔で。←毒。
踊るオオクラやコウイチの姿が、おじさんに邪魔されて見えへんっちゅうねん。
っていうかさぁ。
コウイチがいて、客の入りもよかった頃は、撤収作業も掃除も、自分達でしてたのに、
客が入らなくなった苦しい状況やって言う時に、掃除のおじさん頼むって、どうなの?
矛盾じゃね?
それとも、ここは、そんなに深く突っ込んで考えちゃいけないのかな?(そうそう)
で、この二人のおじさんは、ここで一端捌けます。
オオクラとリカの短いやりとりがあり、
コウイチが亡くなった事実をオオクラに伝えることができず、リカも捌け、
ステージが無人になったところに、掃除のおじさん、再び登場。
今回のコウイチの登場は、この掃除のおじさんの荷物の中から。
いきなり「ただいまっ」って大きな声でバケツの中から出てきたんで、すっげーびっくりした。
今までは、左の花道から出てきてたっていうのもあるし、
まさか、そんなとこから光一君が出てくるなんて思ってもなかったから。
邪魔なんて言ってごめんね、おじさん。
こんな大事な役目があったのね。
しかも、笑いまでとって。ブラボー。
この掃除のおじさん、ちょびひげに帽子という出で立ち。まるでマリオ。
ということで、コウイチもおじさんを「マリオ」と呼び、
びっくりして後ずさっていくおじさんに向かって、マリオの有名なテーマ曲を口ずさむと、
それに合わせておじさんジャンプ(笑)
で、やっぱりマリオや。って事になって、会場爆笑。
そうそう、話はそれるけど、ウチの息子、ゲーム好きなのね。
で、この話を家に帰って息子にしたの。
マリオが出てきて、光一君の歌う曲に合わせてジャンプしたんだよって。
そしたら、息子が、違うって。
ジャンプするところの音が違う。って言うの。
そこは、♪ちゃん じゃなくて、 ♪ぷぉ〜ん っていう音だって。
この♪ぷぉ〜ん って音、実際に息子が口と鼻と手を駆使して作り出し、聞かせてくれたんやけど、
まさにそのもの。ってくらい、ゲームで聞く音にそっくりで、感動して、笑っちゃった。
「すごいなぁ」っていうたら、「こんなん常識やで。」っていわれた。
どこで常識なのかはわからへんけど(笑)
光一君にも、あのシーンで、この音出して欲しいなぁ。ってね、本気で思ったわ。
よかったら、ウチの息子貸し出しますから。←もちろんママ付きで。

話は戻って。
おじさんが捌けたあと、ピアノの横にある、布をかぶった物体に気づくコウイチ。
「こんなもん前からあったっけ?」といいながら、布を取ると出てきたのは、コウイチの銅像。
まぁ、似てるかどうかは微妙な気もするけど。
コウイチの銅像に、コウイチが触ると、「ショーマストゴーオンッ」って銅像が言うねん。
しゃべんのかいっ。(笑)
触る長さによって、銅像の台詞の長さも変わる。
ちょっと触ったら「ショー・・」っていうから、そのちょい触りを何回も連続でやって、
しかも、腕をグルグル回しながら触るという、高速バージョン。
で、最後は、フェイントで腕を寸止めし、銅像を触ってないのに
銅像は「ショー・・」って言っちゃうという、ベタな落ちでした(苦笑)

リカ再登場。
「ホントに光一なの?」というリカの問いに、
腰に手を当て、腰を振りながら
「コウイチだよ」「コウちゃんだよ」「どっからどう見てもコウイチだよ」だったかな。
この時の台詞は、記憶に自信ないんやけど、そんな感じの事を言うねん。
この一連の動作、何回も繰り返しやってました。
しかも、私の目の前の位置で。
そんな目の前で腰振られたら、なんか、照れちゃうわ。←おい。
でもこのアドリブは、16日だけで、17日にはありませんでした。
そうそう、そのかわりに、リカに急に声をかけられてびっくりしたコウイチが、
一回転して転がるんやけど、17日はそのあと、ハイハイしながら舞台袖から捌けていなくなりました。
これは、可愛いだけじゃなく、かなり意表をついた行動だったので、
かなりインパクトがありました。
私個人的には、下ネタ系のアドリブより、こういうアドリブの方が好きだなぁ。

コウイチにネックレスを返すときに、彼の手に触れ、その冷たさに
やっぱりコウイチは死んだんだということに気づくリカ。
それでも、今ここにコウイチがいるって事を実感したくて(←想像。)
コウイチの後ろ姿にリカが抱きついたところで、他のメンバー登場。
両手をあげたままのコウイチ。
いいとこだったのに。もうちょっとだったのに。ってちょっと残念がってるのが可愛い。
リカに抱きつかれてる状況を、早口で説明するんやけど、それがめっちゃおもしろかった。
「ただいまっ。って出てきておじさんがマリオでぴょんって飛んでやっぱりマリオだって事になって
銅像がショーショーって言ってでも触ってないのにショーって言って・・・」
みたいな感じで、超早口で今まであったことを言うんやけど、
これがすっごくかわいくて面白かった。
「それで、この今の状況を説明しなくちゃね」って、みんなに説明したリカに抱きつかれてる理由は
「新しいフリを考え中なの。」(って言うたと思う)
てことで、抱きつかれたまま、強引に回転しようとするコウイチ。
そんなコウイチの突然の動きに振り回されながらも、必死で抱きついて、決して手を離さないリカ。
リカすげー(笑)
このアドリブ、17日では「タイタニックごっこ」って事になってました。
「ちょっと古いけど」「あれ?じゃぁオレ、女の方?ま、いっか。」みたいなことを
ブツブツつぶやいてました。
ヨネハナ・マチダ・オオクラも、コウイチに抱きつこうとするんやけど
「お前らとタイタニックごっこはしたくないよ」と、見事に全員避けられてました。

「もう元気になったのか」って聞かれて、すっかり元気になったことをアピールするために
両腕を肩の位置で左右に大きく広げた状態で、グルグル回すコウイチ。
それを見て、3人も同じくグルグル回し始めます。
「こんな事もできるぞ」と、今度は顔の前で両手をグルグル回転させます。
そう、ブートキャンプでよく見るあれです。
それを4人で延々やるんやけど、マチダ・ヨネハナが、高速回転でがんばる中、
気が付くと、オオクラの手がどんどん遅くなってきて、途中から、もう、全然回せてないし(笑)
しかもみんな内回しやのに、オオクラは外回し。
コウイチに「内回しでやってみ。」って言われて、やるんやけど、
3回くらい回したとこで、自然と外回しになってました。
しかも、すぐにダウン。
二の腕をさすりながら「いたい・・・(涙)」って。
その言い方が、その表情が、もうね、めっちゃかわいいねんっ。
ほんまに痛いんかなぁ。かわいいなぁ。って。思っちゃう。
やばいわ。ちょっと、大倉君に惚れそう♪
もう一つ、コウイチに、「お前、回るの、ホンマに苦手やなぁ。」と言われ
ステッキ持って4人でダンスするシーンでの、くるっと回るフリを、
「一人でもう一回やってみ。」と言われ、
「えーっ。」と言いながら(この言い方もめっちゃかわゆい♪)も、
メロディを自分で口ずさみながら、その部分を踊ってくれました。
4人で踊ってるときには、そんなに気にもならへんかったんやけど、
確かに、くるっと回る感じが、ぎこちない、ような気も、する。
わざとか?ホンマに上手くでけへんのか?(笑)
でも、そんなとこが、これまた可愛いねんっ。 ←かなり嵌ってるらしい

16日は、表情が見えるほどの近い位置に座ってた訳やけど、
そんな中で、一番印象の残ってるコウイチの表情は、
ヤラの告白シーンで、告白を聞いてる間、うつむき加減で立っていたコウイチ。
マチダかヨネハナが(ごめんなさいっ。どっちが言ったかはっきり覚えてないの(汗))
「コウイチが走り続けてくれたその勢いで、俺たちもみんな繋がって行けたんじゃないか」
って言ったのを受けて、ヤラが
「でも、立ち止まったら。立ち止まったら、そこで、見捨てられるんだろ?」
って悲しそうに言うのね。
その台詞を聞いた瞬間、はっ。としたようにコウイチが顔を上げて、ヤラの方を振り返る。
このときの、顔を上げたときのコウイチの表情が、すごく好き。
この時初めて、きっと、ヤラのことを、ヤラの思いを、理解することができたんじゃないかな。
って、思いました。
このときの表情が、一番最後の
「みんながいたから走って来れたんだな。」っていう心境の変化に繋がってるのかな。って。

ここでちょっと余談。
今までこのライバル役、4人の方がやってきた訳やけど、みんなホントに違うよね。
私の中で基本っていうか、基準になってるのは、やっぱり、翼君かな。
一番最初っていうのもあるし、一番回数も見てるから。
まぁ、これは私の印象ですが。
翼君は仲間。コウイチとは仲間で、位置的には横に並んで一緒に歩いてる感じ。
亮君は、コウイチにあこがれて、コウイチに追いつきたくて、コウイチが大好きで。
すごすぎて、届かなくて。位置的には、コウイチを見上げてる感じ。
斗真君は後輩。位置的には、一歩後ろで、コウイチの背中を見つめてる感じ。
屋良君はライバル。位置的には、斗真君と同じで一歩後ろにいるんやけど、
自分は、コウイチと対等の位置にいると思いたくて、それを認めたくない感じ。
屋良君の演じてるヤラは、「オレを見て。コウイチじゃなくオレを見て。」って
全身で叫んでるような感じ。前へ前へ来るような感じ。
同じ役なのにねぇ。違うもんだよねぇ。
きっと、見る人によっても、感じ方って全然違うんだろうね。
個人的感想としては、今回のヤラは苦手な感じです。(あくまで役のキャラ)
好きな感じは、リョウかな。(←切ない系が好きらしい。)

話は戻って。
石川さんの太鼓は、やっぱり素晴らしかったです。
しかも、今回は、すっごく間近で見ることができて、大迫力。
最初に、石川さんのソロ演奏の時、2つある太鼓の打ちひとつが、金属でできた太鼓のようで、
音が、鉄琴を叩いてるような音でした。
石川さんも、毎年、色々工夫して違ったことを見せてくれて、なんか、嬉しい。
コウイチと、半円状に並べられた太鼓を、動きながら叩く演奏の時も、
オーケストラピットステージで行われたので、めっちゃ近くて、すっごくよかった。
光一君の太鼓を叩く姿、かっこよすぎで、ため息付いてしまいました。
光一君が、一生懸命太鼓を見つめて叩いてる隣で、
石川さんが余裕で、太鼓打ちながら、たまに客席ちらっと見てるのを見たときには、
やっぱりこの人は、プロなんやなぁって思いました。



今年のパンフレット、かっこよかったねぇ。
水に濡れてる光一君の写真は、正直好みじゃないので萌えなかったんやけど、
革ジャンのヤツはいいわぁ。
こういう感じ、好き♪
肩に毛皮が掛かってるヤツなんか、もう、最高っ。
特に目をつむってるヤツは、ドキドキして、顔がにやけてしまいます。
一番最後の、両手広げて風を受けてる後ろ姿の写真も、めっちゃ好み♪
あ〜っ、かっこいいわぁ。
屋良君も、大倉君も、めっちゃかっこよく写ってるよね。
やばいわっ、やばいわっ。大倉君に嵌っちゃうわ(笑)
光一君と大倉君が目をつむって並んで写ってるページ。
なんか二人って、似てません?髪型が似てるんかな。輪郭が似てるんかな。白黒やからかな。
わからんけど、最初に見たとき、「わ。似てる。」ってびっくりしました。
あと、今回のパンフで初めて気がついたんやけど、
屋良君って、すごくきれいな筋肉で、きれいな身体してるんやけど、
おへその形が、私の好きな形じゃなくて、おしいわぁ。(←何が?)


色々あった今年のEndlessSHOCK。
出演者と配役が大きく変わって、今年色がよくでてた今年のEndlessSHOCK。
変わらず、素晴らしかった今年のEndlessSHOCK。
来年はどんな舞台を見せてくれるのか、見られるのか。
今からとっても楽しみです。


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