堂本剛 ソロコンサート −FirstLine−
〜’04,9,4 さいたまスーパーアリーナ〜
剛君のソロコン、初日大阪と9/4さいたまの2日間、参加しました。
どちらも、本当にすばらしい歌声で、彼のことが好きだと、愛しいと、実感するひとときでした。
初日の歌声も、それはすばらしいモノでした。
でも、4日のは、もっと、こう・・・ あぁ・・この感覚を表現する言葉が見つからないよ。
この20日足らずの間にバンドメンバーの皆さんと築かれた「絆」みたいなものかな。
ん・・と、レコーディングとかキャンペーンの頃から、いや、曲作りの頃から
信頼感とか愛とかそういうのを築き上げてきてて、ライブで花開いて、育ったって言うか、
そういうのがさらにライブの完成度・・っていうか感動度を上げたような気がします。
今回のコンサートは、とにかく心に響き渡る、染み渡るコンサートで、
この感覚を言葉にするのは、とても難しい。
剛君本人も言ってるけど、コンサート=ダンス って言うのを期待してしまうのは、
やっぱり彼が、ジャニーズというある意味特殊なところに所属してるのと、アイドルだからなんだよね。
一人のシンガーソングライターとして見たら、ダンスなんてする方が珍しい。
彼は、その位置に立とうとしている。それがとても伝わってくるコンサートでした。
初日の話を少し。
一番印象に残ってるのは、「PINK」を歌ってたときの剛君の姿。表情。
ピンクに光るマイクスタンドに手をかけたまま、少し俯き加減で間奏部分の演奏を聴いてる彼の顔が
そのピンクの光に照らされて、本当にきれいで、美しくて。
目をつぶって、ジッと、動くことなく、その音を聞いている彼が、とても印象的に残ってます。
そう、まるで1枚の画のようでした。
あと、初めて体験したことがあって、アンコールの手拍子がね、すっごくきれいに揃ってたの。
長くジャニーズファンしてて、コンサートも色々行ったけど、あんなにピタッと揃った手拍子は初めてやった。
「DEVIL」終わったあと、拍手がずっと続いてて、そんな中、
何の前置きもなしにメンバーが裏にはけちゃって、ステージは真っ暗で、
「えっ?終わり?なになに?」と思いながら、それでもみんなの拍手は続いてて、
そのうち、その拍手がアンコールを求める手拍子になっていったの。
それはもう、すっごく自然に。
その手拍子が、いつもはバラバラに個人の思うままにみんな叩いてる感じなのに、
パンッパンッパンッパンッ ってね、めちゃめちゃ揃っててん。
私、鳥肌立ったわ。「なにこれ?」って。すごすぎ。ちょっとね、感動したんだ。
4日で一番印象に残ってるのは、MC。
特に、シモガミさん(名前違ってたらすみません)とのエピソードかな。
夜中、寂しくなって剛君に電話したけど留守電になってて、剛君はライブに備えてすでに寝てたそう。
朝起きて、そのメッセージを聞き、朝から泣いちゃったんだって。
剛君が「別に、特に用がある訳じゃないけど、誰かに電話する、というのをしてない」みたいな話をしたら、
シモガミさんが「僕もそう。」とうなずいてくれたらしく、それを聞いた剛君、とてもうれしがってた。
今回のバンドメンバーの人に、まずは集まってもらうところからが闘いだったという剛君。
そうして、少しずつ、堂本剛の音楽というモノを理解してもらって
同じように音楽を育てていく中で、
寂しくて、誰かの声を聴きたくなったときに剛君を思い浮かべてくれて、
今まではそれでも電話することは滅多になかった方が、電話してくれたという事実が、
なんだか、とても嬉しくて。
そこまで、心通わせる仲になったんやなぁって。
私本人の出来事じゃないって言うのに、何か、もう、すっごく嬉しくて、心が温かくなって、
剛君が、そんなバンドメンバーに出会えて、囲まれて、愛をたくさんもらえてると言うことが、
何か、自分のことのように嬉しくて。
そんなMCの中で、人と関わり合うのが辛い時期があったり、人のことを信じられなくなったり・・
と言った話も出ました。
でも、今回このバンドのメンバーと出会えて、もう一度人を純粋に信じてみようと思えるようになった。
とも、話してました。
最初この話を聞いたとき、
「えっ?光一君の存在は?ジャニーズの仲間や友達の存在は?
剛君が人を信じてみようと思う存在にはならなかったの?」
なんて、思ってしまいました。・・・あぁ、私もまだまだやね。
きっと、光一君達は、そういう壁の内側にいる人達なんだよね。信じる信じないなんて言う次元じゃないんだよね。
上辺だけでつきあう人や、利害を求めて寄ってくる人、そういう人がたくさんいる中で
新しい人との出会いに壁を作って、疑いの心を抱いてしまって、構えてしまう。
それが、この中で言う、人を信じることができなくなったっていう意味なのかな、と、
時間が経って、剛君の言葉を思い返すうち、そう思うようになりました。
でも、今回のバンドの皆さんに出会って、音楽を純粋に愛する同じような方達に出会って、
自分のことをこんなにもわかってくれる人達が居る、人って暖かい
ってことを、思い出すことができたんじゃないかな。
なんて勝手に思ってます。(エラそうに語っちゃってすんませんf(^ー^; )
剛君の中に、少年の頃から大人の中で過ごしてきた彼の心に、少しずつできてしまった壁を、
今回の出会いで壊すことができたのなら、ファンとして、こんなに嬉しいことはないよね。
今回の話を聞いて、バンドメンバーと楽しそうに音楽をしてる彼を見て、
結局、彼は、人が大好きで、人を愛してる人なんだよなぁ。なんてコトも思ったりしました。
そんな剛君のMCは、笑い一切なしの真剣な話でした。
剛君が私達に伝えたいことを、真剣に話してくれました。
だからかな。MCの間、会場はしんと静まりかえってて、声を発する人は誰も居ませんでした。
今までのMCなら、呼びかけする人が必ずいたのに。今回は居なかった。
それだけ、みんな、剛君がどれだけの想いでこの話を語ってくれてるかっていうのを感じ取ってたんだと思う。
私はというと、3回程、泣いてしまいました。自然と涙が頬を伝ってた。
Panic Disorderは、何回聴いても、胸を打つわ。思い入れが強いって言うか。
ORANGE聴くと、Gコンの時のを思い出すわ。いい顔して歌ってんだ。剛君ってば。
PINK〜DEVILのところは、やっぱきますね。
もうね、いろんな思いが入り交じって、自分でもなんで泣いてんだかわかんない。
PINKを歌ってるときの剛君が、またいい顔してるんだ、これが。
DEVILでは、スクリーンにモノクロのメンバーの写真が写ってたんやけど、これ好き。
最後に映った剛君の写真と、ステージで歌ってる本人とが、すっごく自分の中でがっちりきて、よかったぁ〜。
あと、裏声使わずに歌ってくれて、その声量にまた感動。(初日は裏声のままだった)
コーラスの女性の方の声が、これまたすばらしくて、思わず「すっげーっ!」って叫んじゃったし。
でも、剛君もそんな彼女に負けてない声量で、体鍛えただけのことあるじゃんっ♪って感じで、これまたすごいっ!
もうさ、私も一緒になってゴスペルしちゃったよ。
って、迷惑になるから声は出せないんで心でね。(いや、出てたかも・・・(笑))
でも、思いっきり声出して一緒に歌ったとこもあるよ。
♪See You In My Dreamのとこと、Saturdayの♪エオッエオ〜とか、
あとは海を渡っての♪Wow のとことかね。
ここは、歌ってもよかったよね?(違うかったら、前席に座ってた方ごめんなさい)
腹筋使って(笑)一生懸命歌わせて頂きました。
あとね、私の隣の席が空いてたのをいいことに、私ってば動きまくり。
横揺れするわ、手振り回すわ、SeeYou〜のとこでは、一緒になって足踏みしてジャンプもしちゃったもんね。
一緒に行ってた友達に、どおりで振動感じると思ったわ。って言われたし(笑)
でもさ、唯一(?)剛がダンサーさんと一緒に踊るとこじゃん? やっぱさ、踊らいでかっ ってなるじゃん(ね?)
百恋や、溺ロジも、私、ノリノリでしたわ。(笑)
たぶん、See You〜のあとやったと思うんやけど、長いメッセージがスクリーンに流されて。
これって、雑誌に載せてくれるかなぁ。じっくり読みたい。
今回の曲の歌詞が、色々ちりばめられてる感じの詞だったと思うんだけど、あんまりちゃんと読めなかったので。
一緒に動いて楽しみ、心に響く歌声に感動し、まさに『全身全霊』でライブを楽しんできました。
大阪で行われたという、深夜の路上ライブの映像が見れたのも、嬉しかったわ。
DEVIL終わったあとの、暗転の時に流されたんやけど、これがよかった。
剛君はもちろん、バンドメンバーの皆さんも、本当に楽しそうで、みんないい顔してるの。
楽しくて楽しくて仕方ない。音楽が好きで仕方ない。そんな感じが溢れてるような、そんな映像でした。
客席のみんなも、もちろん私も、そんな映像の中のメンバーの音楽に合わせて、自然と体揺れちゃってて、
スタンドから見てると、きれいに揺れるペンライトの光が、これは映像じゃないんじゃないかと思わせるようでした。
路上ライブが終わったとき、自然と拍手がおこって、そのままアンコールの手拍子につながり、
程なくメンバーが登場。
気持ちの盛り上がりが下がることのないまま、アンコールライブに突入することができました。
初日は、終わったあと、拍手コーナー(勝手に命名した(笑))があって、余韻を楽しんだんだけど、
4日は、それもなく、あっさりメンバー退場しちゃって、ちょっと「えっ?」って感じでした。
この日、剛君は、何度か咳をしてたんで、調子悪かったんかな?
でも、あまりにあっさりした終わり方だったんで、ちょっぴり、寂しかったです。
前回のソロライブの後のKinKiコンは、追加コンサートが行われるくらいすばらしいコンサートでした。
今回は、剛君だけでなく、光一君もソロコンサートを行って、それぞれが得たモノを持ちよって、
さらにすばらしいKinKiコンを見せてくれるんじゃないかと、今から期待せずには居られない私です。
また、このようなソロコンサートをしたいと言ってくれた剛君。
私も聞きたいです。来年も、その次も、その次も、アーティスト剛に出会える素敵な場があることを祈って。
そして、剛君を好きにならなければ、出会うことのなかったであろう素敵な人達に私も出会うことができました。
こんな素敵な出会いをくれた、剛君に感謝。