Magical Mystery Tour 36. マジカル・ミステリー・ツアー


 ツアー出発の時間になった。ガイドらしき人が集合場所にやってきた。
集合場所の正面、裏の道路にはそれらしきバスが停まっていないので、きっとバスは何処かに停めて、ここからお客さんを誘導するのだろう。
ガイドが参加者に声をかける。正面のドア(回転式)から順に外へ出る。
その時、おじサンにとっさの悪知恵が。
回転式ドアの隣にプッシュ式のドアがある。回転式より早く出られる。
おじサンはおばサンの手を引き、外へサッと出て、ガイドの後ろについて歩く。
こういう形になったら、追い越す人はいないね。

 というわけで、最前列の左側という、これ以上望めない席を確保できた。作戦勝ち。
バスはビンテージのバス。最高。
ガイドの持っている参加者リストを覗くと、今日の予約者は51名。満席だ。
案の定、危惧していたように、ビートルズ・ストーリーから乗車した人には後ろの席しか残っていない。
I am sorry for that.




vintage bus

バスの一番前の席を確保

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