こちらのウェブサイトは、ブログ 「ざなっくの星旅&ベランダ天文台&観望会」 にて進めている「メシエ天体巡り」の活動を、ブログとは別に専用ウェブサイトにて整理・保存していくものです。
私が呼んでいる「メシエ天体巡り」とは、夜空に全110個ある「メシエ天体」を(時間をかけてでも)全部見て回っていく活動です。双眼鏡と望遠鏡の両方を用い、見えた様子を文章で記録しています。天体の導入も手動導入にこだわっていて、星座や星並びをたどってメシエ天体にたどり着くこと自体も楽しみの一つとしています。一晩ですべてのメシエ天体を観察する「メシエマラソン」とは、趣旨が異なります。
このウェブサイトは、観測地にてスマートフォンで閲覧することも可能な、シンプルで実用的なものを目指しています。自分用の備忘録を兼ねつつも、これからメシエ天体巡りを目指す方々の参考になれば幸いです。
現時点では暗い夜空(6等星や天の川が見える夜空)にて観察した結果が主に記されていますが、将来的には市街地の明るい夜空(3等星がギリギリ見える程度)で観察した結果も記したいと思っています。一般的な星雲星団ガイドブックでは、暗い夜空での見え方のみが記載されていますが、自宅ベランダから眺めた際の「なかなかよく見えない状況」も併記することで、より幅広い方々への現実的な参考になればと思っています。
実際に観察する際に使いやすいウェブサイト構成となるよう、南北に細長い8つの領域に全天を分割しました(四季×初・晩=8つの季節)。観察しているうちに、時間と共に星座たちがどんどん動いていきますので、対象天体が南中している頃のページを参照して下さい。各ページでは、原則として北から南に向かって星雲星団が並んでいます。
初春:赤経09h~12h(しし座のあたり)
晩春:赤経12h~15h(おとめ座のあたり)
初夏:赤経15h~18h(てんびん座・さそり座のあたり)
晩夏:赤経18h~21h(いて座・やぎ座のあたり)
初秋:赤経21h~00h(みずがめ座のあたり)
晩秋:赤経00h~03h(うお座・おひつじ座のあたり)
初冬:赤経03h~06h(おうし座のあたり)
晩冬:赤経06h~09h(ふたご座・かに座のあたり)
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球状星団はどれも似たような形をしていますが、その密集度に応じて12段階に分類されています。各球状星団の欄には、カッコ書きでその段階を記載してあります。
密:1 ~ 疎:12
双眼鏡: アトム製11×80双眼鏡(口径80mm、倍率11倍)
望遠鏡: ビクセン製20cm反射望遠鏡(口径200mm、F4、粗動のみのSX赤道儀、スポットファインダー仕様)
アイピース: 賞月観星UWA16mm(82°)&UWA7mm(82°)、カートンAGE26mm(56°)、ペンタックスXL40mm(65°)
星図アプリ(Android): 「スマートステラ」、「SkySafari」
星図ソフト(Windows): 「ステラナビゲータ」ver.8
PDF星図(フリー): Deep-Sky Hunter star atlas updateなど LINK & LINK
「全天 星雲星団ガイドブック」(藤井旭 著、誠文堂新光社)(1979年版)
「見ておもしろい 星雲・星団案内」(大野裕明 著、誠文堂新光社)(1980年版)
「フィールド版 スカイアトラス」(白尾元理 訳、村山定男 監修、丸善)(1991年版)
「エリア別ガイドマップ 星雲星団ウォッチング」(浅田英夫 著、地人書館)(1996年版)
アストロアーツ Webサイト メシエ天体ガイド
サイト内の各星図:アストロアーツ製ステラナビゲータver.8にて作成